vmware(ホストOSRHEL3)上にのゲストマシン(RHEL4)をインストールしましたが、
ゲストOSのパフォーマンスがあまりにも悪いという現象が発覚。
ntpで時刻同期設定をしたのですが、ゲストOS上の時計の進みが非常に遅く
ntpサーバとの差が開きすぎ時刻同期ができませんでした。
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1420
によると、ゲストOSのパフォーマンスが悪く、ゲストOS上でタイマー割り込みが処理しきれないことが原因のようです。
上記サイトにあるようにカーネルパラメータに以下を追加してみました。

nosmp noapic nolapic


が、ntp同期に関しては、それでも同期に失敗していました。


その他のパフォーマンス改善について。
どうやらvmware上のゲストOSマシンは、デフォルト設定では、物理メモリを直接使わず
.VMEMファイルというホストOS上のファイルとしてゲストOS用のメモリを提供しているらしいです。
そのため、ホストOS上でvmwareデーモンのプロセスの優先度が高くても、
ゲストOSでは、vmwareデーモンが物理メモリを殆ど利用できていませんでした。
ゲストOSの設定ファイル(vmxファイル)に、以下の記述をすることで、
ゲストOSにて物理メモリの使用を指定することができるようです。
http://communities.vmware.com/message/213854

mainMem.useNamedFile = "FALSE"

そしてゲストOSを再起動。
体感では、ちょっとはパフォーマンスが良くなったような気もしなくもないですが、
ntpの時刻同期については、あいかわらずうまく行きませんでした。
マシンスペックにもよるかとは思いますが、私の環境では、
カーネルソースの「#define HZ」の値も変える必要があるのかもしれません。